乃木坂46の名曲「きっかけ」は、Mr.Childrenの桜井和寿がライブでカバーしたことを機に、幅広い音楽ファンから大きな注目を集めました。
作曲を手がけた杉山勝彦は、ミスチルの影響を公言しており、繊細なメロディと“ミスチル割り”の譜割りが魅力を高めています。秋元康が描く歌詞は若者が抱える不安や希望をリアルに表現し、ライブでは卒業や人生の転機を象徴する一曲として、観客の心を強く揺さぶります。
また、藤井風が即興でカバーしたことも話題となり、アイドルファンだけでなく幅広い層に再評価されるきっかけとなりました。
本記事では、「きっかけ」が名曲と呼ばれる理由やセンター不在のパフォーマンス、卒業ソングとの関連など、多角的な視点から徹底的に掘り下げます。どうぞ最後までお楽しみください
乃木坂46 「きっかけ」が名曲と呼ばれる背景?ミスチルの桜井和寿が好き
桜井和寿がカバーして注目度が急上昇
乃木坂46の楽曲「きっかけ」は、多くのファンや音楽評論家から「名曲」として高く評価されています。
大きな転機となったのが、Mr.Childrenの桜井和寿さんがライブイベント「Golden Circle」で突然この曲をカバーした出来事です。
桜井さんは自身のステージ上で「これ、まるで自分が書いた歌詞みたいにしっくりくる」といった趣旨のコメントを残し、アイドルの枠を超えた音楽性として「きっかけ」を絶賛しました。このエピソードをきっかけに、乃木坂46のファン以外の層にも楽曲の存在が広く認知されるようになったのです。
さらに、乃木坂46のメンバーである白石麻衣さんが「自分たちの曲を桜井さんが評価してくださるなんて」と驚きと喜びを表明したことも印象的です。
川村真洋さんや岡本姫奈さんなど、Mr.Childrenのファンを公言しているメンバーのコメントも相まって、「きっかけ」とMr.Childrenとの結びつきがファンコミュニティで大きく話題になりました。
“胸を打つ歌詞”とライブパフォーマンス
「きっかけ」の歌詞は秋元康さんが手がけています。
10代や20代前半の頃に抱きがちな将来への不安や葛藤、そしてそこから前へ進む勇気を描いているため、青春期の心情と深くリンクしやすい構成になっています。
「決心のきっかけは 理屈ではなくて…」といったフレーズが象徴するように、“行動の原動力”を再確認させる内容がリスナーの共感を呼んでいます。
ライブパフォーマンスでは、控えめなイントロから徐々にメロディーが盛り上がっていく演出が多く、卒業などの特別なシーンで披露されると、ステージが一気に感動的な雰囲気に包まれることがしばしばあります。
乃木坂46のコンサートやNHK紅白歌合戦などの大型番組においても、観客や視聴者を魅了するポイントとして「きっかけ」の存在は欠かせません。
乃木坂46 「きっかけ」と作曲者・杉山勝彦が与えた音楽的影響
ミスチル割りと“杉山サウンド”の魅力
「きっかけ」を作曲した杉山勝彦さんは、乃木坂46の他の人気曲「君の名は希望」や「サヨナラの意味」なども手がける音楽クリエイターです。
杉山さんはMr.Childrenの大ファンであることを公言しており、曲の譜割りやメロディ展開にその影響が見え隠れするといわれています。
ファンの間では「ミスチル割り」と呼ばれる譜割り(歌詞やメロディを詰め込みすぎず、程よく間を活かす手法)が「きっかけ」にも取り入れられているという分析がなされています。
具体的には、サビへの入り方やブリッジ部分のコード進行がMr.Childrenの楽曲を彷彿とさせるという声が多く、「アイドルソングらしからぬバンドサウンド」が“杉山サウンド”の特徴の一つです。
実際に桜井さんがカバーした際、「小林武史さんがアレンジしたMr.Childrenの曲みたい」と評されていたのも、この譜割りとサウンドに理由があります。
他の乃木坂46楽曲との共通点・相違点
杉山さんが手がける乃木坂46の曲は、透明感のあるメロディと繊細な歌詞を支える構成が多いことが共通しています。一方で、「君の名は希望」がピアノを基軸に優しいメロディラインを展開するのに対し、「きっかけ」はギターサウンドやドラムがしっかり入ることでややロック寄りの雰囲気を持っているともいわれます。
こうした差異が、同じ作曲家による楽曲でも聴き飽きない要因となっているのです。
藤井風による6 「きっかけ」カバーとその反響

予期せぬ即興カバーで再評価
2022年頃から急速に人気を集めている藤井風さんが、自身のライブで「きっかけ」を即興的にカバーしたエピソードは、SNS上で大きな話題を呼びました。
ある公演のリクエストコーナーで男性ファンから「乃木坂46の『きっかけ』を歌ってほしい」と言われ、「えー、なにこれ全然わからん! 知らん!」と驚きながらも、スマートフォンで短時間チェックしてピアノ演奏を披露したといいます。
藤井風さんはソウルやR&Bをベースにした独自の音楽性を持ち、アレンジ力にも定評があります。
そのため、アイドルの楽曲とは縁遠い印象がありましたが、「きっかけ」のメロディの持つ普遍的な魅力を瞬時に引き出してみせたことが「やはり藤井風はすごい」と再評価されるきっかけにもなりました。
結果的に、藤井風ファンが乃木坂46の楽曲を聴く入口になったり、逆に乃木坂ファンが藤井風に興味を持つ契機になったりと、双方のファン層が接点をもつ興味深い現象が確認されています。
藤井風とMr.Childrenの共通点
藤井風さん自身もMr.Childrenが好きだと語る場面があり、彼の楽曲の一部には桜井和寿さんの歌い回しに影響を受けたとも言われます。
「きっかけ」への即興アプローチは、作曲の段階でミスチルに影響を受けた杉山さんのサウンドと、桜井さんにリスペクトを抱く藤井風さんの歌声が、思いがけず“共鳴”した瞬間だとも解釈できます。
こうした意外な接点やカバーの背景を深掘りすることで、単なる“人気アーティスト同士の話題”にとどまらない音楽的価値が浮き彫りになります。
乃木坂46 「きっかけ」センターは誰なのか?

アルバム曲ゆえの“固定センター不在”
「きっかけ」は2016年リリースの2ndアルバム『それぞれの椅子』のリード曲という位置づけであり、シングルのように「〇〇がセンターです」と公式発表が行われていません。
そのため、楽曲ごとに際立った“センター”がいない印象がありますが、ライブやテレビ番組でパフォーマンスされる際には、白石麻衣さんと西野七瀬さんが中心にいることが多かったといわれます。
一方、乃木坂46はメンバー卒業や世代交代によってパフォーマンス体制も常に変化するグループです。
紅白歌合戦や大規模コンサートで披露された際には、伊藤万理華さんや遠藤さくらさんなどがセンターを務めることもありました。こうして披露する場面ごとにセンターが変わることで、「きっかけ」という曲が“誰か一人のもの”に固定されず、グループ全体を象徴する存在として認識されるようになっています。
“全員センター”の概念と曲のメッセージ
乃木坂46では時折、ライブの演出で“全員センター”という形をとることもあります。
「きっかけ」に関しても、あるステージではメンバーが横一列に並び、それぞれがソロパートを歌いながら中央に移動するといったスタイルが見られました。
楽曲の持つ“自分を変えるきっかけは内なる衝動”というメッセージを表現するために、誰がセンターかよりも“一人ひとりが主役である”という姿勢が強調されているのかもしれません。
まとめ:乃木坂46 きっかけが名曲?藤井風や作曲?センターやミスチル好き?卒業の歌
本記事では、乃木坂46の代表曲「きっかけ」を中心に、作曲者・杉山勝彦の音楽的ルーツやミスチルからの影響、桜井和寿や藤井風との縁、さらには卒業ソングとしての側面まで多角的に考察しました。
センター不在の背景やライブ演出の魅力を詳しく取り上げ、アイドルソングの枠を超えて評価される理由を探っています。
「きっかけ」が紅白歌合戦で選曲された経緯や、ファン以外にも支持されるポイントをひも解くことで、乃木坂46の音楽性とメッセージ性を再確認できる内容です。乃木坂46ファンの方も、初めての方にもガイドとしてぜひご覧ください
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