関西発のアイドルグループ「たこやきレインボー」（通称：たこ虹）は、2021年にメンバー全員の卒業（実質的な解散）を発表し、大きな話題を呼びました。その後も新プロジェクトの立ち上げを模索しましたが、最終的に2022年に活動断念（正式解散）を迎えています。
本記事では、たこやきレインボー解散の背景やグループの解散理由、さらに運営スタッフで“たこ虹番長”と呼ばれたマネージャーの退社理由とその後の影響、そしてメンバーによる不適切発言（「えたひにん」発言）による炎上騒動の経緯について、公式発表や信頼できる報道・本人のSNS情報を元に詳しく解説します。
たこやきレインボーが解散理由になったとは？不適切発言の内容が炎上か調査
解散（全員卒業）発表のタイミングとファンの反応
たこやきレインボーは2021年4月18日のYouTube生配信ライブ「ありがとうたこやきレインボーです」にて、メンバー5人全員がグループを卒業することを電撃発表しました。
卒業日は大阪・南港ATCで開催予定だったフリーライブ「オーバー・ザ・たこやきレインボー」の翌月5月9日とされ、当初これはグループ解散に等しい衝撃的なニュースとしてファンに受け止められました。実際、メンバーからの連名コメントでも「突然のご報告で驚かせてごめんなさい」という謝罪と共に、「さらに上のステージを目指すために、『たこやきレインボー』というグループを一度卒業し、充電して必ず5人で戻ってくる」と、新たな形での再出発を示唆する前向きな表現がなされました。
ファンの間では驚きと同時に、「もしかして改名やリニューアルでパワーアップするのでは」と期待する声も上がりました。
新プロジェクト断念と実質的な解散
5人はグループ卒業後、「ex.たこやきレインボー」として一時的に活動し、充電期間を経て新プロジェクトを立ち上げる予定だと公式に案内されていました。しかしその後、具体的な活動が見えないまま時間が経過し、1年後の2022年3月31日に公式Twitterで新プロジェクトの断念が発表されます。発表文では「メンバーとスタッフで準備を進めていたが、様々な事情が重なり新プロジェクトを立ち上げられる環境が整わなかった」と説明され、協議の結果「5人での新プロジェクト立ち上げを断念し、今後はそれぞれソロの芸能活動を続けていく」決断に至ったと報告されました。これにより、事実上たこやきレインボーは完全解散となった形です。
この結末に対し、ファンからは落胆の声が広がりました。「最低で最悪な終わり方」「何も成果を見せないまま終わってしまった」といった厳しい反応もあり、一方でメンバー5人はコメントで互いの絆を強調し、「これからはそれぞれの道に進むが、最高の仲間であることに変わりはない」と前向きなメッセージを残しています。
公式発表が濃い内容ではなかったため、解散理由について様々な憶測も飛び交いました。例えばコロナ禍で思うように活動できなかったことや、長年目標に掲げていた甲子園ライブなど大舞台が叶わなかったことへの区切り、さらには所属レーベルであったavexとの契約問題（更新打ち切りや契約終了に伴う再出発）ではないかという見方も一部で語られています。
公式には「新グループの環境が整わなかった」という表現に留まっていますが、こうした背景要因が重なり合った結果の決断だったと考えられます。
春名真依の不適切発言とは？たこやきレインボーの解散理由？
たこ虹番長の退社理由とその後
“たこ虹番長”とは？本名と役割
「たこ虹番長」とは、たこやきレインボーの現場マネージャーを長年務めてきた東野真子（ひがしの まこ）氏の愛称です。グループ初期から担当マネージャーとして帯同し、メンバーやファンからは親しみを込めて「番長」と呼ばれていました。
東野氏はスターダストプロモーション大阪所属の女性マネージャーで、結成当初からたこ虹を支え続けた立役者の一人です。グループ内では彼女の采配が大きく、姉妹グループであるチームしゃちほこのスタッフと協力しながら運営を担ってきた経緯があります。
メンバーにとっては良き理解者であり“肝っ玉母さん”的存在でもあり、その豪快かつ熱意ある姿勢からファンにも名物マネージャーとして認知されていました。
番長の退社報道とその理由
そんな「たこ虹番長」東野真子マネージャーですが、グループ卒業・活動休止の時期にスターダストプロモーションを退社したとされます。公式に大々的な発表はありませんでしたが、2022年の新プロジェクト断念の知らせに彼女の名前が一切登場しなかったことから疑問の声が上がりました。
実際、信頼筋の報道や関係者のブログでは「東野マネージャー（番長）はすでにスタダを退社しているとの情報」があると伝えられています。あるファンブログは「聞けば、番長（東野）もとっくに退社済みらしい」と記し、この1年で明確な動きが何もなかった背景には彼女の不在も影響しているのではないかと推測しています。
東野氏の退社理由について公式な説明はありませんが、業界内では**「引責退社」つまりグループの状況に責任を感じて身を引いた可能性も取り沙汰されています。
たこ虹のプロジェクトがうまく進まなかったことについて、「たこ虹を潰したのはたこ虹運営だ」**という厳しい指摘も一部ファンから出ており、運営トップであった番長には困難な判断が迫られたのかもしれません。事実、新プロジェクト準備期間中にグループをまとめるリーダー的存在が不在となり、明確なビジョンを示せないまま時間が経過してしまった印象は否めません。
もっとも、東野氏個人の今後の動向について公の情報はなく、退社後は芸能界の裏方から離れた可能性もあります。いずれにせよ、長年共に歩んだ「番長」の退場はメンバーにもファンにも大きな節目となり、その後のグループ再編成の難航に影を落としたと言えるでしょう。
番長退社がグループに与えた影響
東野マネージャー退社の影響は少なからず大きかったと考えられます。前述のように、彼女はグループ運営の中心人物であり、メンバー5人をまとめ上げる役割を果たしてきました。その存在を欠いたまま新プロジェクトを立ち上げようとしても、方向性の決定や外部との交渉などで困難が生じた可能性があります。実際、新プロジェクト断念の報せに際し多くのファンが「この結果ではメンバーが不憫だ」「最後の最後に運営に刺されたようなものだ」と嘆きました。メンバー自身には落ち度がないにもかかわらず夢が立たれた形となり、運営体制の混乱がその一因と見る向きもあります。
もっとも、結果的にメンバーは全員が事務所に残り、女優業やタレント活動など個々の道で活躍を続ける選択をしました。番長不在となった今、5人が再集結する可能性は低くなりましたが、その分それぞれが新天地で才能を発揮しています。ファンからは「5人の絆はこれからも続く」という暖かい声援も送られており、運営面の反省点はあれど彼女たちの関係性まで失われたわけではない点は救いでしょう。
春名真依の不適切発言「えたひにん」の炎上騒動とは
春名真依の不適切発言と炎上のきっかけ
たこやきレインボーのメンバーだった春名真依（はるな まい）さんが起こしてしまった“不適切発言”による炎上騒動も、グループの転機に影を落とした出来事です。問題が起きたのは2021年1月23日に配信された公式YouTube番組「たこ虹の家にいるTV リターンズ #26」でのことでした。
配信中、妖怪の**餓鬼（がき）**をモチーフにしたフィギュアの話題の際、春名さんがその漢字を読み間違え、**差別的な蔑称である「えたひにん」**という言葉を口にしてしまったのです。
本人に悪意は全くなく、単なる知識不足による誤読だったのですが、日本では被差別部落民を指す忌避語であり非常に敏感な単語であるため、この発言は配信視聴者の間ですぐさま問題視されました。
歴史的経緯から「えた」「ひにん」という言葉は公の場で使うこと自体がタブー視されており、大阪を拠点に活動するたこ虹にとってもイメージに関わる重大なミスとなりました。
配信を見ていたファンのSNS上では、「今の発言はさすがにまずいのでは？」といった指摘が相次ぎ、一気に炎上状態となります。春名さん自身は発言直後に誤りに気付いて謝罪したとも伝えられていますが、このクリップは切り取られて拡散され、グループ外にも波及する騒ぎとなりました。
参考記事：「たこやきレインボー」春名真依、“悪意のない”不適切発言で活動自粛 「謝れば済むことでは？」と処分をめぐって議論に（ネトラボ）
事務所の対応と活動自粛処分
この事態を重く見た所属事務所（スターダストプロモーション）は迅速に対応します。2021年2月3日付けで公式サイトに発表されたリリースで、1月23日の配信中に春名真依の不適切発言があったことを認めた上で、「この度の事態を重く受け止め、本人およびご家族と協議の上、春名真依の芸能活動を当面の間自粛する」との処分が報告されました。また再発防止策として「今後二度とこのような事態が起こらないよう、本人並びにメンバー、スタッフへの教育を徹底し、信頼を取り戻すべく全力でサポートする」とコメントし、公に謝罪しています。
同時に春名さん自身も謝罪文を発表し、「私のYouTube生配信での大変不適切な発言で、不快な思いをさせてしまったことを心からお詫び申し上げます。言葉の意味の誤解、自分の無知によってこうした事態を引き起こしてしまったことを深く反省しております」と述べました。問題の配信アーカイブは現在非公開となっており、事務所は火消しと再教育に努めました。
春名真依さんは結成当時からのメンバーであり、グループにとって欠かせない存在でしたが、この処分決定により当面は春名さんを除く4人での活動継続が余儀なくされました。公式YouTubeで定期配信していた「家にいるTV」も当面休止となり、グループとしても痛手を被る結果となります。
SNSで広がった議論と騒動の影響
今回の**「えたひにん」発言炎上**に関しては、SNS上で賛否両論の議論が巻き起こりました。ファンからは「悪気があって言ったわけじゃないのに活動自粛までするのは厳しすぎるのでは？」という擁護や、「配信内ですぐに謝れば済むことだったのでは？」という声も上がりました。
一方で、「文脈上悪意がないのはわかっていても、傷つく方がいる以上やむを得ない処分だ」「社会的影響を考えれば適切な対応だ」という理解を示す意見もあり、対応の是非をめぐって様々な意見が交わされたのです。
結果的に春名さんは約1ヶ月後の3月6日に芸能活動を再開し、その後は舞台出演など個人活動に復帰しました。発言自体はあくまでミスであり悪意はなかったことから、大事には至らずグループとしてもその後5人全員で卒業ライブを行うことができました。しかし、大阪の同和問題に触れるデリケートな失言だっただけに地元メディアやスポンサーへの影響も懸念され、一度ついてしまったイメージ低下を払拭するためにグループとして「リセット（再出発）」を図ったのではないか、という推測も一部で語られています。
公式にはその関連は明言されていませんが、炎上騒動がたこ虹にもたらした精神的ダメージは少なからずあったでしょう。
まとめ：たこやきレインボーの解散理由?適切発言えたひにんの内容が炎上？たこ虹番長退社
以上、たこやきレインボー解散の理由や背景、そして**「番長」こと東野真子マネージャーの退社と春名真依さんの不適切発言炎上事件**について見てきました。グループの解散は複合的な要因によるもので、公式には前向きな再出発のための決断と説明されていますが、その裏にはコロナ禍での活動停滞、マネージャー退社による運営面の混乱、さらには発言炎上によるイメージダウンなど、様々な困難が横たわっていたことが伺えます。
幸いメンバー5人はそれぞれの夢に向かって歩みを進めており、「たこ虹」は形を変えても彼女たちの中に生き続けているように思えます。解散発表時に彼女たちが述べた「充電して必ず5人で戻ってくる」という言葉は叶わなかったものの、9年間培った絆は今も固く、ファンはそれぞれのソロ活動を応援しています。今回取り上げた「番長退社」や「えたひにん発言炎上」の真相についても、事実ベースで振り返ることでアイドルグループ運営の難しさや責任の重さが改めて浮き彫りになりました。
今後、たこやきレインボーのメンバーたちが別々の道で更なる活躍を見せてくれることを期待すると共に、今回の出来事から得られた教訓がアイドル業界全体にも活かされていくことを願っています。
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